損傷・穴開き | テキスタイルケア日本テキスタイルケア協会

金属繊維の切断による損傷

婦人ジャケットをクリーニング後、裏地の両脇に損傷が発生しました。　損傷部分を詳細に観察すると、ヨコ糸には損傷は見られず、タテ糸が消失したことによる損傷であることが分かります。このような損傷は、突発的な強い摩擦や、切り […]

Posted: 2023/02/05 ˑ Categories: 損傷・穴開き, 事故解説

ダウンコートをクリーニング後、前立ての最上部のドットボタンの部分に損傷が発生しました。損傷部分を詳細に観察すると、タテ糸には損傷は見られず、ヨコ糸が消失したことによる損傷であることが分かります。このような一方の糸だけ […]

Posted: 2023/02/05 ˑ Categories: 損傷・穴開き, 事故解説

クリーニング後、カシミヤニット製品左肩と前立てボタンホール近くに損傷が見られました。外観観察では、以下の点が注目されます。 ①穴明き周辺に硬化や変色等の変化が見られない。②切断された繊維の先端に焦げによる蛋白質の炭化や […]

Posted: 2023/02/05 ˑ Categories: 損傷・穴開き, 事故解説

婦人コトをクリーニング後、シミのあった部分に損傷が見られました。その他にも、袖、裾、その他にピンホール状の穴開きが見られました。損傷は、後ろ裾スリット横の部分が最も大きく、その他の袖、裾、右ポケット下あたりに直径1mm […]

Posted: 2022/06/19 ˑ Categories: 損傷・穴開き, 事故解説

この製品の素材は、表地ナイロン100％、裏地ポリエステル100％、中綿ポリエステル100％となっています。　表地の外観上は、銀糸による織物のように見えますが、実体顕微鏡観察すると、濃褐色のナイロン繊維の織物の表面に、銀 […]

Posted: 2022/06/19 ˑ Categories: 変退色, 損傷・穴開き, 特殊加工, 事故解説

　セーターをクリーニング後、前身頃襟下に損傷が見られました。外観観察では、以下の点が注目されます。①穴明き周辺に硬化や変色等の変化が見られない。②切断された繊維の先端に焦げによる蛋白質の炭化や溶解による乱れ、顕微鏡観察 […]

Posted: 2022/06/19 ˑ Categories: 損傷・穴開き, 事故解説

ダウンジャケットの右袖口に損傷が見られます。　損傷部分の切断面を見ると、繊維が溶解した形跡が見られます。　品質表示によると、表地はナイロン57％、ポリエステル43％となっています。ナイロン繊維は強酸によって溶解する […]

Posted: 2021/12/13 ˑ Categories: 損傷・穴開き, 事故解説

ズボンの両裾外側に地の目の歪みが発生しています。発生部位は、左右共に両裾から約33cmで外側の後ろ部分です。　外観観察からは、地の目が左右から内側に向かって歪曲していることが、ピンストライプの状態からわかります。表面は […]

Posted: 2021/08/01 ˑ Categories: 伸縮・変形, 損傷・穴開き, 事故解説

ズボンをクリーニング後、前身頃部分に2か所の損傷が見られました。　2か所の損傷について、外観観察すると繊維が消失した穴開きとは見られません。また、損傷部分を側面から実体顕微鏡で観察すると、切断された糸が、組織内から上方 […]

Posted: 2021/04/26 ˑ Categories: 損傷・穴開き, 事故解説

婦人コートをドライクリーニング後、両袖ヒジの前部分に筋状の濃色化が発生しました。　オフホワイトのコートの左右の袖に、ほぼ対称に蛇行した筋状の濃色化が見られます。デジタルハイコントラスト処理した映像を見ると、袖の着用シワ […]

Posted: 2021/04/26 ˑ Categories: 変退色, 損傷・穴開き, 事故解説