協会代表理事が日本人初のCINETライフタイム・アワードを受賞

世界36か国のクリーニング事業者が加盟するCINET国際テキスタイルケア連盟 – The International Committee of Textile Care(本部:オランダ)が選考する最高栄誉とされる“Life Time Award”を、日本の一般社団法人日本テキスタイルケア協会代表理事の住連木政司(しめのきまさし)氏に授与した。授賞式は、11月5日アムステルダム発信のオンラインイベントによって行われた。

LA2020CINETは、2005年にドイツ、フランス、イギリスなどの西欧諸国によって創設されたクリーニング業界の国際的なアンブレラ組織。

“Life Time Award”は2016年に創設されたもので、「生涯を通してテキスタイルケア、クリーニング産業界に貢献したことを顕彰する」というものだ。2年に1回世界から一人が選出されるもので、今までに二人に授与されている。

第1回は2016年、世界の繊維産業界の技術・研究において指導的な役割を果たしたドイツ国立ホーヘンシュタイン研究所のクルツ博士 、2018年第2回はリネンサプライプラントメーカーとして先進技術を提供し続けているドイツのカネギーサーのマーチン・カネギーサー氏。

住連木代表理事は1984年以来、社会問題になっていたクリーニングの消費者トラブルに注目し、約1000件のクリーニング事故を独自に解析。この情報を、国内のクリーニング業界及びアパレル業界に提供する他、海外のクリーニング業界団体にも提供し、新素材や加工技術開発に持続可能性を提唱し続けてきた。華やかなファッション産業の日の当たらない品質という陰の部分の改善に向けて約40年間にわたって世界に訴え続けたことが評価されたもの。

著書は、中国、韓国で翻訳出版されているほか、12月には世界発売に向け英語版の“knowledge of Fashion Care”が出版される。

https://www.cinet-online.com/prestigious-gbpap2020-lifetime-award-goes-to-prof-masashi-shimenoki-japan/

The Lifetime Award 2020, To Mr. Masashi Shimenoki (Japan)