事故解説では、外観上変色に見えても実際には損傷であったりするものもあるため、複数の項目に重複して紹介しています。
セーターにベトナム料理のフォーの汁が付着、ペーパータオルにて軽く拭いて応急処理して、翌日クリーニングを依頼。クリーニング後、該当部分が白く脱色したようになり硬くなりました。 事故部分にブラックライト照射試験を実施すると […]
紳士ドレスシャツをランドリー処理後、襟周りなどに変色が見られ、脱色のようにも見えます。 白く退色したように見える部分を、詳細に観察すると、まだらに何らかの物が降りかかったように付着しているようにも見えます。 紫外線(ブ […]
紳士ドレスシャツの襟に黄ばみと汚染が見られます。 まず、ブラックライト照射試験によって、事故部分を観察すると、襟部分にだけ蛍光染料が使用されており、身頃部分には使用されていないことがわかります。このことから、ケアラベル […]
ワイシャツを水洗したところ、襟及びカフス部分に異物が混入しているように見えました。 非破壊検査ということで、袋部分を切断して調べることはできませんが、ライトパネルによる透過試験では、点状の影が確認できました。 それぞ […]
セーターを石油系ドライクリーニングしたところ、シワ加工だったはずのシワが消失しているという申し出がありました。 生地の状態を詳細に観察すると、シワ加工が施されていた形跡が見られます。 生地の組成は、欧文表記によるとウ […]
ボンディング加工のレインコートを、以下の工程でクリーニングしました。 [1回目処理]中性洗剤溶液で、襟部分をブラッシングし、手洗いにて真水ですすぎ。約30秒脱水後、静止乾燥機にて乾燥。異常は見られませんでした。 [2回目 […]
婦人ニットワンピースをクリーニング後、後ろ右腰部分、左袖などに穴あきが見られました。 この製品の素材は、アクリル60%、ナイロン30%、アンゴラ10%で構成されていることから、虫害である可能性は極めて低いといえます。 […]
ズボンをドライクリーニング後、右裾近くに円状の損傷が見られました。 この製品は、レーヨン58%、綿38%、ポリウレタン4%で構成されている素材です。 損傷はほぼ円形であり、完全な穴あきではなく、一部糸が残っています。 […]
同じ消費者の毛100%の紳士スラックス2点の裾後ろ部分に損傷が見られました。 この2着のスラックスに発生した損傷は、同一の着用者によるものであり、発生個所も共に裾端から80~90mmの後ろ折り目上に発生しています。 実 […]
クリーニング店で、ズボンをフッ素系溶剤ドライクリーニングの後、問題なく納品されたが、保管中に裾部分がまだらに変色したと顧客から申し出がありました。 変色の状態を観察すると、全体に色むらがありますが、特に裾部分に帯状の鮮 […]