事故解説では、外観上変色に見えても実際には損傷であったりするものもあるため、複数の項目に重複して紹介しています。
セーターにベトナム料理のフォーの汁が付着、ペーパータオルにて軽く拭いて応急処理して、翌日クリーニングを依頼。クリーニング後、該当部分が白く脱色したようになり硬くなりました。 事故部分にブラックライト照射試験を実施すると […]
紳士ドレスシャツをランドリー処理後、襟周りなどに変色が見られ、脱色のようにも見えます。 白く退色したように見える部分を、詳細に観察すると、まだらに何らかの物が降りかかったように付着しているようにも見えます。 紫外線(ブ […]
紳士ドレスシャツの襟に黄ばみと汚染が見られます。 まず、ブラックライト照射試験によって、事故部分を観察すると、襟部分にだけ蛍光染料が使用されており、身頃部分には使用されていないことがわかります。このことから、ケアラベル […]
ワイシャツを水洗したところ、襟及びカフス部分に異物が混入しているように見えました。 非破壊検査ということで、袋部分を切断して調べることはできませんが、ライトパネルによる透過試験では、点状の影が確認できました。 それぞ […]
ボンディング加工のレインコートを、以下の工程でクリーニングしました。 [1回目処理]中性洗剤溶液で、襟部分をブラッシングし、手洗いにて真水ですすぎ。約30秒脱水後、静止乾燥機にて乾燥。異常は見られませんでした。 [2回目 […]
クリーニング店で、ズボンをフッ素系溶剤ドライクリーニングの後、問題なく納品されたが、保管中に裾部分がまだらに変色したと顧客から申し出がありました。 変色の状態を観察すると、全体に色むらがありますが、特に裾部分に帯状の鮮 […]
クリーニング後、左前見頃裾近くに筋状のシミのような現象が発生しました。 生地を顕微鏡観察すると、白い羊毛繊維と黒いレーヨン繊維、黒いポリエステル繊維で構成されていることがわかります。損傷部分では、白い羊毛繊維だけが消失 […]
麻100%の紳士ジャケットを、パークロルエチレンドライクリーニングしたところ、全体がまだらに脱色しました。 麻繊維素材を染色する場合は、通常反応染料、直接染料、バット染料などが使用されます。一般に、このような染料を使用 […]
製品の状態を観察すると、右袖外側部分から肩連続的に帯状の変色が見られます。明度が明るくなっていることから、青系統の染料の退色であるといえます。また、主に右側だけが部分的に退色していること、帯状の特徴とナイロン100%の素 […]
婦人コートを長期保管後、主に両袖部分に黄色の変色が発生しました。 このように鮮明な黄色の着色が発生する場合は、店頭や家庭での保管中に発生するものは樹脂フィルム、ベニヤ板、段ボールなどに含まれる酸化防止剤(BHT)と大気汚 […]