事故解説では、外観上変色に見えても実際には損傷であったりするものもあるため、複数の項目に重複して紹介しています。
綿52%、ポリエステル48%のニットワンピースを石油系ドライクリーニングしたところ、全体が白くなり、身丈も伸びてしまったと消費者から申し出がありました。メーカー提供の未洗浄品と比較(下写真)すると、明らかに白化していると […]
紳士ズボンをドライクリーニング及びウエットクリーニング、プレス機によるアイロン仕上げしたところ、前部分、左右の膝部分に黄変が見られました。 この生地には、白い羊毛糸が全体に使用されています。 黄変の発生の特徴的なことは、 […]
婦人ジャケットを石油系ドライクリーニング後、右側全体に茶色のシミが発生しました。 キワツキがあります。このことは、何らかの色素が溶けて付着したことを示しシミの状態を観察すると、大きなものでは、縁が濃くなっています。また […]
ボンディングのコートをドライクリーニング後、縫製ラインの周辺に帯状の変色(濃色化)が発生しました。 縫製ラインの周辺に発生している帯状の変色は、同系色の濃色化であり、いわゆる「濡れ効果」と言われる油脂や樹脂による濃色化で […]
紳士ズボンをドライクリーニングしたところ、グレーが全体に黄色くムラになった。再度洗浄したところ、一層変色が進みました。 この製品は、綿67%、ポリエステル30%、ポリウレタン3%のストレッチ生地が使用されています。生地 […]
紳士ズボンが、通常のドライクリーニング処理引き取り後、4カ月程度たってみたら外側縫製ラインに沿った部分、膝部分前面が茶色っぽく変色していました。 申し出のあった外側縫製部分、膝前部分以外にも、同系色の変色は、サイドポケッ […]
クリーニング後、ブラウスをゴルフで着用中に背中の一部と両袖に帯状の色ムラに気づきました。 この製品の組成は、綿100%であり、反応染料による染色ニット製品であるとみられます。綿製品の反応染料は、製品の付記表示にあるよう […]
防寒コートをクリーニング後に、袖部分や裾部分の縫い目近くに異常が生じました。 袖の縫製部分に沿って、引き連れのような現象が起きています。また数か所点状の傷のような状態が見られます。 この製品の表地の構造を、実体顕微鏡で観 […]
コートが石油系ドライクリーニングによって、全体が色ムラニなりました。4年前に発売の製品を、アウトレットとして購入したものです。 メーカーによれば、全体に均一に淡色となっている左袖が元の状態であり、コーティング加工はして […]
コートをドライクリーニングしたところ、全体に赤みを帯びたようになりました。 デジタル画像を強コントラスト処理すると、全体に赤くなることから、この製品の染色材料が、黒と赤によって構成されているものと見られます。 赤系統に […]