ボタンの種類と注意点-2

先月に続いてボタンの種類と注意点を紹介します。 高額なデザインや取り換えができないブランドボタンなどは、お客様に取り外していただくよう店頭掲示するか、カバーをするなど十分な配慮が必要です。また特殊な素材のものには、カバーをしても損傷するものがありますから、取り外してクリーニングすることが最も安全であるといえます。 また、損傷があったりひびが入っていないか、ボタン付け糸がしっかりと止められているかも、受付時に確認しましょう。糸が緩んでいると紛失の大きな原因になります。 カゼインボタン カゼインボタンは、牛乳のタンパク質成分であるリンカゼインを原料として作られています。要するに牛乳から作ったボタンということ。タンパク質独特のしっとりとした肌触りで、ウール製品に良く合います。 水に長時間漬けておくと、脆く壊れやすくなりますので、漬け置き洗いは厳禁です。また、後染め製品で…





この記事は有料会員限定です。ログインまたは新規メンバー登録と利用料をお支払い頂くとお読みいただけます。
DB利用のみ登録希望の方 会費 : 800円/月(税別)

また、新規登録によって、一般社団法人日本テキスタイルケア協会研究会員への申込資格を取得することができます。

新規メンバー登録

ログインはこちら