ダメージ加工品は生地が弱くなっています
着古し感やソフトな肌触りを演出するビンテージ加工、擦り切れたり破れたりしたラフなイメージのダメージ加工。これらの加工製品は、摩擦や引き裂きに弱くなっています。 ◎繊維を溶かして加工するものもあります 着古し感をつくりだすには、グラインダーなどで製品の表面を摩擦して染色の状態をムラにしたり、植物繊維を分解する酵素溶液にひたして、繊維の表面を溶かしてしまったりする加工がされている場合があります。このような加工を施されたものは、袖口や裾を折り返して着用すると、未加工のものに比較して、擦り切れやすくなったり、ポケット周りが毛羽立ちやすくなったりしますから注意しましょう。 ◎洗うと皮脂汚れなどの油性汚れが落ちて白っぽくなることもある 着用中には皮脂や大気中の油煙が付いていて濃く見えていても、繊維が切断されているので、ちょっとした着用動作でも毛羽立ち、洗うことによって白…
この記事は有料会員限定です。ログインまたは新規メンバー登録と利用料をお支払い頂くとお読みいただけます。
DB利用のみ登録希望の方 会費 : 800円／月（税別）
また、新規登録によって、一般社団法人日本テキスタイルケア協会研究会員への申込資格を取得することができます。