簡便設備で繊維製品トラブル研究室を作ろう 1

これからの繊維関連産業は、一般消費者にプロの技術と品質をプレゼンテーションすることが、ポイントだと思っています。大切なのは、クレーム解析というある意味「後ろ向き」の研究ではなく、商品開発という「前向きの」科学的な取り組みに前進してもらいたいものだとも思います。 クリーニング業の場合では、過去にイギリス・ジョンソンの「クリーンノロジー・イニシアチブ」(企業理念としてのクリーニング科学)という業態改革について述べたことがありますが、まさに21世紀の業態ビジョンは、クリーニング業の本質である化学洗浄技術と繊維製品科学を、消費者にわかりやすく解説し、商品化するということなのでしょう。 そこで、「研究室」(特別な部屋を作る必要は無く、簡単な最低限度の設備と研究意欲さえあればいい)を作ろうという提案をしましょう。 本格的な設備を整えようと思えば、電子顕微鏡や各種試験機など数千万円が必…





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