ひと夏の汗はたっぷり衣類に染みついている
●黒いシャツを洗わずに放置したら 夏の暑い日に着用したシャツには、いったいどれくらいの汗が吸収されるのでしょう。 ここに、炎天下を4時間程度歩いた黒いバーバリーの半袖シャツがあります。素肌ではなく、綿の下着を着用していました。 白や明るい色のシャツではあまり目立ちませんが、実際には、このように多量の汗成分が衣類に残留していることが分かります。 汗の成分は、まず99%以上が水です。水分が残留しているうちは、たとえ黒いシャツであっても、湿気の影響で汗ジミは目に見えません、しかし、十分に乾燥すると黒い生地の上に白い際付きがくっきりと見えるようになります。 この白い際付きのほとんどは、汗に含まれる塩分であり、その他に尿素や乳酸、アミノ酸などの老廃物が含まれています。 ウールや合成繊維との混用織物では、綿やレーヨンなど吸水性の繊維に汗が集中的に吸収されるため、例…
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