サステナブルファッション!アパレルと環境の現状

1.産業の現状―海外で生まれ日本で消費される ファッション産業では、原材料の調達、生地・衣服の製造、そして輸送から廃棄に至るまで、それぞれの段階で環境に影響を与えています。現在、企業においては環境負荷を少しでも低減させるための様々な取り組みが図られていますが、衣服は色々な素材が混合されてできており、また海外における生産段階は、数多くの工場や企業によって分業されているため、環境負荷の実態や全容の把握が困難な状態となっています。 POINT:グローバルに分業化された、長く複雑なサプライチェーンがファッション産業の特徴です。 2.製造段階-生産時における産業全体の環境負荷 原材料調達段階から店頭に届くまでの環境負荷を考えてみましょう。 ①天然繊維の環境負荷(コットンなど) 栽培時の水消費、化学肥料による土壌汚染など。 ②合成繊維の環境負荷(ポリエステルなど) 石油資源の使用、工場…





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