アパレル不況はクリーニング需要を拡大するかも!?

●低価格製品を大量生産して在庫の山 ファッションを製造しているアパレル産業は、経営不振に陥った企業が増えています。そして、今年の5月末に出版された『誰がアパレルを殺すのか』(杉原淳一・染原睦美著、日経BP社刊)という書籍が、通販サイトアマゾンのアパレル・ファッション部門ベストセラーランキング1位となっています。  同書の冒頭では「1990年代を起点として、アパレル業界に『商品単価の大幅な下落』という大きな変化が起きた。1991年を100とした場合の購入単価指数は、2014年には60程度まで落ち込んでいる。」として、中国などに頼った低コスト大量生産による過剰在庫処分が価値観の崩壊となったことを要因の一つに挙げています。 アパレル産業の「不振」「崩壊」という動向は、クリーニング産業にとってももちろん無縁ではないでしょう。しかし、必ずしも悲観的な視点ばかりではないように思われます。 ●価…





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