SDGs次世代フッ素系溶剤に関する考察

(株)オフィス毛利    代表 毛利 春雄 1.はじめに (1)ドライクリーニング溶剤の現状 我が国では、1987年モントリオール議定書(オゾン層破壊物質議定書)の発 効以後、オゾン層破壊要素のある溶剤、1,1,1,トリクロロエタン、フッ素系 溶剤(F-113)が寿命が定まった溶剤と敬遠され、変わりに設備機器、溶剤が 安価な石油系溶剤に回帰しました。 とくに、フッ素系溶剤は金属洗浄で大量の使用に預かり、溶剤価格が低下、大きな広がりを見せ始めていたさなかでした。また、パークロロエチレンも大気汚染、土壌汚染の懸念から敬遠される傾向にあります。 結果、ほとんどのクリーニング業者が「石油系溶剤をコールドマシン」で使用しているのが現状です。 私見ですが、石油系溶剤をチャージシステム・コールドマシンで使用するのは、将来のドライクリーニングとしては好ましくないと考えて…





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