コットンパンツの汗と光による退色

スラックスをクリーニングしたところ、両膝裏部分に斑点状の変色が現れました。                     外観を観察すると、両足とも左右対称に膝裏部分に変色が発生しています。 この製品は綿100%製品であることから、反応染料による染色であると見られます。 アミノ酸などの有機成分を検出するために、ブラックライト照射試験を行ったところ、変色部分に外光では確認しにくい、座りシワ状の形に強い蛍光反応が得られました。 以上からこの変色は、皮脂や汗に含まれるアミノ酸成分(ヒスチジン等)によって染料が分解されたことによる退色であるといえます。また、生地の裏側よりも表側の変色が著しいのは、紫外線の影響による汗光複合退色現象であるといえます。 日本工業規格による試験法としてJIS-L-0888光及び汗に対する染色堅ろう度試験法があり、その成績を証明する必要があります。しかし、実際…





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