歴史的にはウエットクリーニングは「洗濯業者」の仕事ではなかった

新しい取扱い記号として、ウエットクリーニングのマークが表示されるようになりました。 日本では、ウエットクリーニングは「汗抜き」(ドライクリーニングの後に十分落ちていない汗成分を水ですすぎだす)として理解されていることが多かったと思います。しかし、世界共通の新しい表示制度ではドライクリーニング禁止でウエットクリーニング可能という表示も付けられるようになりました。  こうなると、ドライクリーニングの代わりに、ウエットクリーニングで、すべての汚れを落とさなければならないことになります。ドライクリーニングでは、機械力を加えて洗ってもほとんどの衣類は変形することがありませんが、水で洗うと衣類は水分を吸収して伸び縮みするなど変形します。このために、ドライクリーニングよりも、変形を修復するためのプレス仕上げが必要になってしまいます。 複雑な構造のファッション性の高い衣類は、水で洗うことによって復元…





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