新JIS表示施行-ウエットクリーニングに注意
●表示者側の責任とクリーニング業者側の責任 12月1日に施行される新JISでは、「消費者及び商業クリーニング業者を支援するため」とされており、従来の「家庭洗たく等」のためだけの表示ではないとされています。このためこれまでは、「絵表示はクリーニング業者のためのものではない」とされていたものが、「表示者のクリーニング業者に対する責任」が発生するようになるというわけです。 しかし、「表示通り洗ったら事故になったから、全て表示者の責任だ」とばかりはいっておられません。この表示には、実用ドライ機または水洗機による試験法が条件になっていますから、洗浄プログラムがその試験法に準じたものであるかを確認しておく必要があります。また、表示者の方でも、「表示ミス」を簡単に認めるとも思えませんので十分な知識が必要です。 ●ウエットクリーニング表示にはメニュー化で対応 今回の制定で最も特徴的なこと…
この記事は有料会員限定です。ログインまたは新規メンバー登録と利用料をお支払い頂くとお読みいただけます。
DB利用のみ登録希望の方 会費 : 800円/月(税別)
また、新規登録によって、一般社団法人日本テキスタイルケア協会研究会員への申込資格を取得することができます。