「ウェット」は難洗衣料のカギ

●1970年代以降衣類の素材と加工は急速に変化した 人類が衣類を着用するようになって数千年の歴史にあって、50年程度以前までは、天然素材だけが一般的な繊維素材でした。 石油由来の合成樹脂を原料とするポリエステルやナイロンが大衆に普及したのは1960年代以降ですし、かつて希少素材であった絹やカシミヤが養殖技術によって大衆化したり、ポリ乳酸繊維や大豆たんぱく繊維、マイクロファイバー、金属繊維など、従来服飾製品に使われることのなかった新繊維素材が次々に開発され続けるようになったのも近年のことです。  新素材のファッション傾向(繊研新聞061107) また、新繊維素材の開発に伴い、新しい染色加工技術も開発される必要がでてきました。 例えば、ペットボトルと同じポリエチレンテレフタレートを原料とするポリエステルに対する本格的な分散染料の開発は、特許庁の資料によると1960年代の後半ということ…





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