ドライクリーニングはファッションのためにパリで生まれました

ドライクリーニングは、1825年、フランスのパリ・サンマルタンで仕立て屋のジョリー・ベランという人が初めて開業したとされています。 ◎形を崩さずに洗うことができるということ ベランが、誤ってテーブルクロスにランプのオイルをこぼしてしまったところ、その部分の汚れが取れてしまいました。しかもすぐに乾き、生地の張りもそのままで変わっていませんでした。水で洗うと繊維が水を吸い込んで、シワになったり風合いが変わってしまいます。しかしオイルで洗うと、デザインされた形のままで、汚れをとることができるのです。この大発見は1855年の第一回パリ万博で発表され、「フレンチ・クリーニング」として世界に広まりました。 ◎ファッションを大衆のものにしたドライクリーニング それまで、おしゃれは貴族階級だけのものでした。汚れてしまったファッションは捨てるしかありませんでした。しかし、デザインを崩すことな…





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