ピーチスキン調のシルク製品は擦れると濃色になります

シルクが擦れると、白っぽくなることはもう常識ですが、最初から白っぽく毛羽立たせたピーチスキン加工製品は、逆に濃色になってしまいます。 ◎繊維を細かく毛羽立たせるピーチスキン加工 桃の実の表面を覆う産毛のように、生地の表面を加工したものがピーチスキン加工です。これは、擦れると繊維が毛羽立ってしまうという絹繊維の性質を利用した加工で、ブルゾンなどに良く見られます。 ◎クリーニングして毛羽立った谷の部分が元の状態です 毛羽立った部分の細かい繊維は擦れると削り取られてしまい、乱反射が消え濃色に見えてきます。また、着用中に皮脂油や大気中の油分が付着することによって毛羽が接着され、全体も乱反射が消えて濃色になります。クリーニングすると、油脂汚れが取れ毛羽立ちが回復すると同時に、擦れて濃色になった部分との差がいっそう際立って全体がムラになってしまったように見えることになります。…





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