欧米のデザインには鮮やかな色彩。なぜか国産と違う?

「イタリアやフランスなどのファッションは、鮮やかな色なのに、なぜか、日本の製品には鮮明な色が少ないみたい」と感じたことはありませんか? それには、わけがあるのです。 ◎国内の製品はJIS規格によって管理されています 国産品には、日本工業規格によって定められた、染色の耐久性に関する試験があります。日本では、この試験のかなり高いレベルで商品化する傾向にあり、耐久性の低い鮮やかな色の製品は、少なくなりがちです。 ◎消費者の感覚に違いがあります 繊維には「本来の色」があり、「鮮やかな色」を出すためには、本来の色を完全に隠してしまわなければなりません。そうすると、どうしても定着していない浮いた染料に頼ることになります。欧米では、その人のキャリアやライフスタイルによって、自然に色が落ちて変化しても気にしない人が多いようですが、日本人は一般に、新品感覚へのこだわりがあるようです。…





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