事故は原因が重なった時に起こります

◎潜在原因と誘発原因 クリーニングに限らず、多くの事故は原因が重なった時に起こります。例えば禁止されたところに花火を持ち込むという潜在原因、口火に火をつけるという誘発原因によって、火事という結果が発生し事故となります。 ◎クリーニングが誘発原因になることもある ドライクリーニングしなければ風合変化するシルクのブラウスに、サイダーをこぼしたとします。受付時の見た目にはわかりません。このことを知らされずにドライクリーニングし、アイロン仕上げするとその部分の糖分が熱によって変化し、黄褐色のシミとなって現れます。このシミは落とすことができません。 ◎潜在原因は素材や保管方にもある 前述の場合は、通常のドライで落とせない水溶性の糖分が潜在原因ですが、この他、ドライで色落ちする顔料染料プリントなど素材の設計上の原因、保管中の塩素ガスの影響などが潜在原因となることがあります。…





この記事は有料会員限定です。ログインまたは新規メンバー登録と利用料をお支払い頂くとお読みいただけます。
DB利用のみ登録希望の方 会費 : 800円/月(税別)

また、新規登録によって、一般社団法人日本テキスタイルケア協会研究会員への申込資格を取得することができます。

新規メンバー登録

ログインはこちら