なんでも「ドライ」表示は困ります

PL法(製造物責任法)が施行され、消費者保護の気運が高まっていますが、本末転倒の自己防衛のためと思われそうな表示もあります。 ◎ドライクリーニングが高級とは限らない 汚れを落とすには、繊維と汚れに適した方法でなければなりません。それによって、水で洗うか、水を使わず溶剤で洗う(ドライクリーニング)かを、決めます。衣料メーカーの絵表示には、何でも「ドライ」の表示をつけておけば無難というふう考えているのではないかと思えるものもあります。 ◎デザインによって水洗いできないものもある ドライでは落ちにくい汗をよく吸う綿や、ドライで逆汚染しやすいポリエステルなどは、水で洗った方が、すっきりとした仕上がりになります。しかし、水によって変形したり、色が落ちたりするといったデザイン上の問題がある場合は、やむをえずドライしなければなりません。…





この記事は有料会員限定です。ログインまたは新規メンバー登録と利用料をお支払い頂くとお読みいただけます。
DB利用のみ登録希望の方 会費 : 800円/月(税別)

また、新規登録によって、一般社団法人日本テキスタイルケア協会研究会員への申込資格を取得することができます。

新規メンバー登録

ログインはこちら