カビは繊維を食べてしまう

◎カビは小さな植物のようなもの カビは、真菌といわれる微生物ですが、きわめて小さな植物だと思った方がわかりやすいのです。植物と同じように根があり、茎が枝別れして、その先に種を実らせます。根や茎に当たる部分を菌糸といい、種にあたるものを胞子といいます。衣服についたカビは、繊維の中に根をどんどん食い込ませ、繊維を分解して養分とするのです。このことから、カビがついた衣服は、すでに生地そのものが傷んでいるということになります。 ◎湿気と栄養があればカビはどこにでも生える カビは、80%以上の湿度と蛋白質や脂肪などの栄養があるところであれば、どこにでも発生します。繊維製品でも、ウールや絹のような蛋白質繊維を特に好み、シミや汚れがあれば、繊維の種類を問わずカビの原因になります。…





この記事は有料会員限定です。ログインまたは新規メンバー登録と利用料をお支払い頂くとお読みいただけます。
DB利用のみ登録希望の方 会費 : 800円/月(税別)

また、新規登録によって、一般社団法人日本テキスタイルケア協会研究会員への申込資格を取得することができます。

新規メンバー登録

ログインはこちら