なぜ織物はタテ方向に縮みやすいの?

◎織物生地はタテ方向に強く引っ張った状態で織られます 織物は、タテ(経)とヨコ(緯)の糸でできています。タテ糸をピンと強く引っ張り、自由に動くヨコ糸を通します。ですから、生地が織り上がった後は、強く引っ張られたタテ糸が、ヨコ糸と同じ程度の自然な状態に戻ろうとして縮むのです。 ◎バランスの悪い生地は製品になってから縮む! 織物は織り上がった後、蒸気をかけるなどして縮める工程を経てバランスの良い生地になります。この工程が不十分な場合、製品になってから縮んでしまうことになります。これを緩和(かんわ)収縮といいます。湿気や水洗いによって縮みます。 ◎機織(はたお)りから来た言葉 地上の位置を示すのに経度と緯度という数字が使われますが、これは、生地の経糸と緯糸から。テンションが高いとは糸を引っ張った緊張度が高いこと。スペースシャトルのシャトルはヨコ糸を通すために往復する杼(ひ)という道具の…





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