湿気が取れないジャケット

ジャケットをクリーニングしたところ、全体に下方が湿気を含んだままで、乾かない状態になりました。 ドライと水洗いの両方の処理を行いましたが、強制乾燥しても一定時間がたつと、また湿気を含んだ状態になります。 長期間保管しておきましたが、ジャケットの下部分の湿気は乾くことなく、特に雨の日など室内の湿度の高い時は、一層水分を吸収している状態になります。 これは、繊維中に吸湿物質が存在していることが原因であると考えられます。 塩化カルシウムを主成分とする吸湿剤水溶液(「ミズトリ象さん」などの水分など)が付着した場合、同様の現象が起きます。 しかし、塩化カルシウムなどの吸湿剤は基本的に水溶性の性質を持っているため水洗いをすることによって、容易に除去することができるはずですが、水洗い後も吸水性が維持されているということは、洗浄剤の中に帯電防止剤か柔軟加工剤が混入されている可能性があります。柔軟…





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