塩化ビニルの素材使いはドライできない

 デザインのアクセントに、ビニール素材(ポリ塩化ビニール)が使用されている場合、ドライクリーニングすると、ビニールが硬くなってしまい、ひび割れることがあります。 ◎塩ビ素材にはプラスチックを柔らかくする薬品が溶かし込まれています 塩ビ(ポリ塩化ビニル樹脂)は、水道管に使われるように、本来は硬いプラスチックです。衣料素材として使われているものは、ドライクリーニングに使われている溶剤と同種の液体に可塑剤(柔軟にする薬品)を溶かし、その中に硬い樹脂を漬け込むことによって、柔らかな風合いに加工しています。塩ビ素材が使われているのに、水洗い禁止、ドライ可表示になっている場合があります。しかし、これをドライクリーニングすると、可塑剤が溶け出してポリ塩化ビニルがカチカチに硬くなり、ひび割れてしまうことがあります。購入の際には、表示にポリ塩化ビニルまたはPVCという表示があることを確認しましょう。…





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