『クリーニングの理論と実際』より再編 毛利 春雄 ㈱オフィス毛利 1.洗濯業のおかれた立場 我が国で、洗濯業者が独立したのは、江戸時代に入ってからですが、それよりだいぶ前から染物を扱う者が、洗い張り等を兼ねて仕事をしてい […]
耐洗浄性能に配慮のない繊維素材や加工が多様化するにつれ、クリーニング事故は増加することになります。消費者にとっては、思い入れを持って購入した製品が、クリーニングを依頼したことによって、変退色や変形などの事故品となって返っ […]
毛利 春雄 株式会社オフィス毛利 代表取締役 2016年12月から、新日本工業規格(JIS L 0001)繊維製品取扱い表示記号による衣服が出回ることになりました。 これにともない、我々「商業クリーニング」業者も対応を迫 […]
●外観・風合いの加工 生地にいろいろな表情や風合いを付ける加工です。加工方法は「物理的」や「化学的」、さらにその2つを組み合わせた方法などがあります。 (1)エンボス加工 織物の表面に凹凸模様を作る加工です。凹の型をし […]
衣笠 哲夫 素材塾主宰 織ったり編んだりして生地の状態になったものを「生機(きばた)」と言います。生地加工は、その生機に製品の目的に合わせた色や、生地の外観、風合い、性能を付ける加工のことです。 生地加工は「染色加工」と […]
6.経編の編組織 経編は、前述したように「たて糸」を使って編まれます。横編機のように編針が上下に動いて編地を形成するのではなく、経編機では、何本ものたて糸が筬の動きで一斉に編機に固定されている編針と編針の問をジグザグに […]
衣笠 哲夫 素材塾主宰 4.ニットの編組織 ニットの編組織は横編、経編とも、それぞれに基本編組織と、それをペースにした変化編組織があります。 ■ウェールとコース 編地の縦方向に並んだループの列を「ウェール」、横方向に並ん […]
衣笠 哲夫(素材塾主宰) 1.概説 ニットは「編物」の地、「ジャージー」や「メリヤス」とも言われ、編機もニットの種類毎にその機種が異なり、そのためにたくさんの編機があります。編地の形成も、前述した織物はどのような生地でも […]
衣笠 哲夫(素材塾主宰) 1.織機に掛ける準備 織物はたて糸とよこ糸を直角に交差させて作られたものですが、交差の組み合わせや糸の種類、密度などで、さまざまな生地が作られます。織物はどのよう作られているのか、その特徴など織 […]
毛利春雄(株式会社オフィス毛利) 1.はじめに 平成26年10月、JIS改正(JIS L 0001他)が公示、本年3月告示され、平成28年12月より施行のはこびとなりました。以下、特別に断りのない限りJISとは改正JI […]