皮革ボタンやトリミング受付と仕上げの注意点
レザーコートなどの皮革衣料は、クリーニングで受け付ける場合は、繊維製品とは異なる特殊衣料として取り扱うのが一般的です。しかし、皮革のクルミボタンや襟や縁飾りなどのトリミングなどの部分使いの衣料となると、他の繊維製品と同様に扱ってしまいがちですが、部分使いであろうと天然皮革には変わりが無いのでそれなりの配慮が必要になります。 1.「皮」と「革」の違い まず、皮革製品について述べる前に「皮」と「革」の違いについて確認しておきましょう。 「皮」は動物の最外層の組織をはぎ取ったもので、「革」はそれから毛を除き、なめしを行うなどの加工を行ったものです。ですから、ミンクなどのコートは「毛皮」、レザーのコートは「革」ということになります。よく「皮靴」は誤りで、正しくは「革靴」ということになります。 2.皮革は色落ちしやすい 革製品は、一般繊維製品に比較すると色落ちしやすいということがあります。…
この記事は有料会員限定です。ログインまたは新規メンバー登録と利用料をお支払い頂くとお読みいただけます。
DB利用のみ登録希望の方 会費 : 800円／月（税別）
また、新規登録によって、一般社団法人日本テキスタイルケア協会研究会員への申込資格を取得することができます。