ストライプワイシャツの損傷事故が急増

ストライプ柄のワイシャツの柄糸が消失するという事故が多発しています。 ●過去には含金染料による損傷事故 20年ほど以前には、含金(がんきん)染料という銅などの金属で発色させる染料が使用されて、これを過酸化水素などの酸素系漂白剤を使用してランドリー処理すると、染料に含まれる金属が触媒(しょくばい)作用を起こして、酸化を過激にしてしまうことによって、綿繊維が酸化分解してしまうという事故が発生するということがありました。 触媒作用というのは、金属などの物質そのものが、化学変化するのではなくて、化学変化を強力に促進させる作用のことを言います。 この含金染料使用の製品は、原則的に酸素系漂白剤を使用することは避けたいものですが、現実問題として、ワイシャツは白さが命ですから困ったものだとしか言いようがありません。 一時期、これは大きな問題になったこともあり、最近…





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