ポリウレタン樹脂とポリ塩化ビニルの違い

1980年代以降、それまでの天然繊維に加えて、樹脂素材といわれるものが使用されるようになりました。 現在の合成皮革素材の代表的なものは、ポリウレタン樹脂ですが、1960~70年代頃は「ビニジャン」といわれるポリ塩化ビニル(PVC)素材のものが流行っていたことがあります。フランスの歌手アダモが歌った「ブルージーンと革ジャンパー」というスタイルが、当時の若者の憧れになり、本革のジャンパーを買えなくて、ポリ塩化ビニルのジャンパーを着ていたことが、ちょっと自虐的に「ビニジャン」という言葉となりました。 ●ポリ塩化ビニルはドライできない ポリウレタン樹脂とポリ塩化ビニルは、外観上ほとんど判別することはできません。 平成16年の高知県立消費生活センターの試買テストでは、全18銘柄のうち12銘柄がポリウレタン樹脂、4銘柄がポリ塩化ビニル、2銘柄がポリウレタンとポリ塩化ビニルの複合素材…





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