竹(バンブー)繊維は水収縮の激しいレーヨン
エコロジー繊維ということで、竹繊維が注目されています。 竹のどこがエコロジーであるというかというと、綿や麻など植物繊維や、木材パルプを原料とする再生繊維レーヨンやテンセル、トウモロコシデンプンなどを原料とする合成繊維ポリ乳酸繊維と同様に、生分解性という性質があるということが挙げられています。 生分解性とは、木や枯葉が自然に還るように、物質が微生物(バクテリア等)の作用によって分解されることをいいます。 また、竹を原料とすることは、木材パルプを原料とする再生繊維よりもエコロジー品質に優れているということが強調されています。数十年の生育期を経て成木になる針葉樹は、伐採すると森林が消失して自然環境を破壊することになりますが、竹は、イネ科の多年生常緑草本植物で、地下茎から1日に数十センチも成長することがあり、1年で十分な高さに成長します。しかも、切り倒しても地下茎からすぐに新しい…
この記事は有料会員限定です。ログインまたは新規メンバー登録と利用料をお支払い頂くとお読みいただけます。
DB利用のみ登録希望の方 会費 : 800円/月(税別)
また、新規登録によって、一般社団法人日本テキスタイルケア協会研究会員への申込資格を取得することができます。