キーワードはRestore(リストア)“クリーニング”から“復元”へ

日本でのクリーニング需要は1992年の8000億円強をピークに縮小を続け、今日では2700億円台へと壊滅的な状況に至っています。これは、先進諸国に共通した状況であり、構造的かつ抜本的な業態改革が求められています。 需要減の大きな要因の一つとして、家庭における洗濯装置・資材の技術革新があげられています。これが、従来のクリーニングが持っていた「汚れ落としの洗濯屋」というイメージが定着しており、消費者にとって必要性の低い産業ということになっていると思われます。 しかし、既存のクリーニング現場では、単なる洗濯ではなく、高度なしみ抜きや加工などの「汚れ落としではなく復元を目的とする作業」が進化してきました。このことが、既成のクリーニング業に対する消費者のイメージには無いということが価値の理解に対する障壁となっているといえます。このことにいち早く気づき産業の名称そのものを変えてしまおうという動きが…





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