直接面接の接客その価値を高めよう

コロナ禍によって、直接面接する接客が困難なものになっています。多くのクリーニング店舗では、カウンターにビニールやアクリル板などによる透明な仕切りを付けるなどして対応するようになりました。
一方、直接消費者と面接しないタイプのインターネットによる営業展開が注目されるようになりました。
コロナ以後、社会が変わるだろうといわれますが、クリーニング業も、面接接客とインターネット接客の二つの業態が併存することが定着することになるでしょう。
●面接接客の価値を改めて意識しよう
人と人の接触を2メートル以上の距離を意識しましょうというソーシャル・ディスタンスが世界的に言われています。その中で、接客を前提とする仕事の意味を考え直す良い機会だといえるでしょう。面接の必要のない既成製品の販売であれば、アマゾンなどのような通信販売でよいことになります。クリーニング営業店が、単に受け渡しだけの場所であれば実店舗である必要もなくなってしまいます。
直接面接して、接客することの価値には以下のようなことがあげられるでしょう。
①受付の際に、シミや損傷などの確認ができる。
②レインコートなら撥水加工を提案するなど、素材や製品に対応したサービスを提案できる。
③納期などお客様の都合を聞いて対応できる。
④仕上がり品をお客様に確認いただける。
⑤キャンペーンなどの案内を、顔を見ながら案内できる。
このような面接しての接客の意味と価値を高めて、顧客満足を高めるようにしたらいかがでしょう。

比較表*詳細な関連記事は、機関誌Pandora2020春号をご覧ください。