ウールに付着する花粉は綿の約10倍-環境省花粉症環境保健マニュアルより

今年は、昨年の猛暑の影響によって、九州で2倍程度、近畿地方ではなんと10倍以上のスギ花粉飛散の予測が環境省から発表されています。花粉症を発症する人口が増加する傾向にあり、今春の花粉被害は例年に無い大きなものとなりそうです。  環境省花粉症環境保健マニュアルには、繊維製品と花粉との関連性について述べられており、衣生活とクリーニングに関連する資料を引用して紹介しましょう。 花粉症の原因となっている代表的な植物はスギで、その森林面積は国土全体の12%を占めています。スギ花粉は鹿児島の2月上旬から北上し、北海道の3月下旬にその飛散が始まります。 また、花粉症アレルギーはスギやヒノキばかりではなく、ハンノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ等61種類もの植物の花粉によるものが報告されています。 花粉の飛散時期については、スギやヒノキの針葉樹は2月から6月ですが、イネ科などの草本類は3月から11月ま…





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