欧米に比べて大きな日本の高級ファッション市場

経済産業省クリエイティブ産業課では、「平日本ファッション産業の海外展開戦略に関する調査」結果を公表しました。 これによると、欧米に比較して日本の高級ファッション市場の比率が大きいことが分かりました。 現在のような利便性と低料金を前面に打ち出した日本のクリーニング店の業態が完成したのは昭和30年代のことですが、当時の日本のファッション市場は、現在の中国・東南アジアに近い状況であり、クリーニングのマーケティングも当時の一般大衆層であるローワーミドル市場を想定したものでした。 2009年、H&Mなどのファストファッションが流行語大賞に選出されるなど低価格ファッションの衝撃はありましたが、結果として日本では同価格帯のロワーミドル層がファストファッションブランドと入れ替わっただけに終わっているということになります。  日本のアパレル産業と政策からも、アッパーミドル以上の市場を育成する…





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