クリーニング事故をめぐるクリーニング業者とアパレルとの交渉事例

クリーニング業者の立場から、通常の処理をした商品に発生する事故について、製品の品質に疑問を感じることは少なくありません。 このような場合、アパレル業者に対して、耐クリーニング性能などに関する問い合わせをすることがあります。当該の事故に関する責任所在の究明や類似の事故の再発を未然に防ぐことを目的とした問い合わせです。 ビジネス交渉としての礼儀 塩化ビニル使用でありながらドライマークがついた製品が、当然のことながらドライクリーニングによって、可塑剤が溶出し硬化破損の事故になった時など、クリーニング業者が理不尽な賠償責任を負ったと感情的になり、激昂して「おたく何考えてこんな商品作ってるんだ!」と、ハード・クレーマー並みの勢いで怒鳴りこんだりしたものでした。 しかしながら、これはビジネスとしてアパレル業者は製造・販売し、クリーニング業者は処理をしているわけで、決して私的な被害加害といっ…





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