“ファッションのエコロジー品質”を問う

環境負荷が低くー経時劣化への耐性がありーリユース性のある製品を目指せ 21世紀のファッションのあり方の一要素として、「エコロジー品質」を提唱したいと考えます。 ファッションは、18世紀の産業革命とほぼ期を一にして誕生し、20世紀の既製服ファッションの大衆化によって爆発的に発展してきました。 かつて、デザイン製造と消費の文化であったファッションは、21世紀という環境の世紀にあって、その新たな品質が問われるべきであると考えられます。 ファッションにおけるエコロジー品質とは? ファッションの品質といえば、デザイン性、素材、風合いなど官能的な性能品質が、感性の揺らぎによる短期的な消費現象として求められていました。その意味では、ファッションという文化自体が、既にしてアンチエコロジーであったと言え、ファッションにエコロジーを問うことはタブーであったと言えます。 しかし、本来の流行という…





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