金属繊維は着用摩擦で切れることも

 ファッション素材は、常に新しい表現を求めています。ファッションとは「流行」、一般に長期間の耐用性はありません。 ◎独特の光沢や風合いを表現する金属繊維 金属繊維を混入する目的は、波状や不定形な屈曲を形状記憶さることによって、凹凸のある形状をデザインしたり、金属の光沢を表面に現すことによって、メタリックな表面感を表現したりすることです。 ◎細いステンレス繊維は金属疲労が進行しやすい 金属繊維のほとんどは、錆(さ)びにくいステンレスが使用されています。しかし、この素材は長期間の繰り返し使用で問題が…。①肘や脇など屈曲や摩擦を繰り返すと切れてしまう。②折れ曲がった部分のシワが伸びなくなる。③汗に含まれる塩分や湿気の影響によって錆びて光沢が消失したりシミが発生したりする。 金属疲労が進行していると、クリーニング工程に耐えられず脇や肘の部分の金属繊維が切れてザラザラとした刺激のある感触に…





この記事は有料会員限定です。ログインまたは新規メンバー登録と利用料をお支払い頂くとお読みいただけます。
DB利用のみ登録希望の方 会費 : 800円/月(税別)

また、新規登録によって、一般社団法人日本テキスタイルケア協会研究会員への申込資格を取得することができます。

新規メンバー登録

ログインはこちら