なぜ水洗いだと型崩れや縮みになるの?

レーヨンや綿製品など、ほとんどの繊維製品は、水洗いすると縮んだり、型崩れしてしまいます。なぜでしょう? ◎ほとんどの繊維は水を吸収してふやける ポリエステルなどの合成繊維以外のほとんどの繊維には、水を吸収する性質があります。水を吸収した分だけ繊維が柔らかく膨らみ、ふやけた状態になります。おしゃれ着の汚れのほとんどは、皮脂や油煙などの油分によって、生地の表面に接着されているため、生地がふやけると、接着面がゆがんで剥がれやすくなります。この状態で、洗濯機の機械力によるモミ作用や洗剤の効果を加えると、汚れは生地から剥がれます。 ◎構造を崩しながら汚れを落とす このことから水で洗うということは、繊維を変形させて、揉むなどの機械力を加えて汚れを落とすことになります。このため、シルエットやデザインにゆがみや型崩れが起きたり、生地が縮んでしまいがちです。これを復元するためにはプレスによる…





この記事は有料会員限定です。ログインまたは新規メンバー登録と利用料をお支払い頂くとお読みいただけます。
DB利用のみ登録希望の方 会費 : 800円/月(税別)

また、新規登録によって、一般社団法人日本テキスタイルケア協会研究会員への申込資格を取得することができます。

新規メンバー登録

ログインはこちら