レーヨンなどが水に濡れると縮む理由

レーヨン製品は、とても水を吸収しやすく、雨や汗に濡れただけで縮んでしまうことがあります。もちろん、水洗いはとてもむつかしい、なぜでしょう。 ◎水を吸い込んでふくれてしまった分縮む 綿やレーヨンなどの植物を原料とする繊維(レーヨンは木材パルプ)は、とてもよく水分を吸収するため、夏の素材としても快適なものです。しかし、水分を吸い込むことによって、繊維が太くなり、太くなった分だけ縮んでしまいます。これを専門用語で膨潤収縮といいます。この収縮は、プレス作業によって回復することができますが、デザインや生地の構造によってはユガミになったり、完全に復元できないこともあります。極端な例ですが、レーヨンと同じ木材パルプを原料とする紙製品が水に濡れた場合、元の形や風合いに復元することが困難なことにも似ています。 ◎レーヨン生地は水ジミも起きやすい 飲料水や雨水が、レーヨン生地に付いただけで、シ…





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