皮革と繊維製品は一緒に洗えない
◎皮革製品の染色は弱い 動物の皮である皮革は、熱の影響を受けやすく、染色工程で高熱をかけられません。一般の繊維に比べて染着が弱くなりがちです。このことから、クリーニングでの色落ち防止は困難なことです。 ◎皮革のクリーニングは別扱い 染色が弱くても、一般繊維製品と区別した特別な扱いをすれば、ある程度期待どうりに仕上げることが出来ます。しかし、皮そのものの老化や劣化は、回復することが出来ません。 ◎皮革と繊維生地との組み合わせは大変難しい ジャケットやコートなどに、皮革のパッチワークやクルミボタンなどのアクセサリーが付いた製品は、大変洗うのが困難です。このようなものの場合、生地に皮革製品の染料が流れ出してしまうことがあります。縫製を解いて、皮革と繊維生地を別々に洗えれば良いのですが、現実には不可能ですから、製品を購入する際に考慮していただきたいことです。…
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