静電気と帯電防止

冬など空気の乾燥している時期には、パチパチと衣服が放電して不愉快な思いをしたり、衣服が身体にまとわりついたりします。 ◎水分の少ない繊維ほど静電気が起きやすい 静電気は、仮に摩擦などによって発生しても、水分など電気を通しやすい性質のものによって、逃げていきます。しかし、ナイロンやポリエステルのような合成繊維は、吸湿性が低く静電気が起きやすいのです。 ◎帯電防止は湿気を保持する効果で静電気を逃がす 帯電防止剤は、洗剤などと同じ界面活性剤というものを主成分としています。この作用は、それ自体が、電気を通しやすいのではなく、空気中の水分を吸収して電気の通り道をつくるというものです。このことから、異常乾燥時などにはあまり効果がありません。 ◎静電気は汚れを引き付けます 静電気は空気中チリやホコリを引き付け、汚れの原因にもなります。…





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