ダウンジャケットなどのナイロン生地にタバコは危険!

 日本たばこ産業の告知広告では、「700度の火を持って、私は人とすれちがっている。」とあります。タバコの火の中心部分は約700℃で、周辺の灰に近い部分では300℃程度といわれています。 ◎ほとんどの合成繊維は300℃で溶けてしまいます ナイロン、ポリエステル、アクリルなどの合成繊維の融点(熱で溶ける温度)は、260℃以下ですから、火のついたタバコの先端と接触しただけで溶けてしまうことになります。 300℃の熱では、毛や絹などのタンパク質繊維は黒く炭化し、綿や麻などの植物繊維は、焦げたり燃えたりします。いずれにしろほとんどの繊維製品は熱に弱いので、タバコの火ばかりではなくライターやストーブなどにも注意しましょう。 ◎ダウンジャケットは注意して検品 スキーウェアなどの表地にもナイロンがよくつかわれています。気がつかないうちに、タバコやストーブなどの熱と接触しているかもしれません。クリー…





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