ピンクのセーター藍系染料の染色不良

アンサンブルカーディガンとプルオーバーを、同一ロットのドラムにおいて石油系ドライクリーニング(洗浄5分)したところ、プルオーバーだけに全体的に均一な退色が発生しました。   また、プルオーバーの脇部分に、輪ジミ状の変色が発生しました。 この事例について、脇部分の藍系輪ジミについて着目し、2つの方法による非破壊検査を実施しました。 1.コンピュータによる彩度強調画像処理 目的:事故品の染色状態を確認する。 結果写真から、本品の色彩には本来藍系の染料が含まれており、脇部分の藍系の染料が何らかの液体の影響で移行したということがわかります。 2.ブラックライト照射試験  目的:脇に汗成分等有機物の残留はないかを確認する。 試験結果から、特定部分に顕著な蛍光反応が確認できました(写真)。 ATTSなど多くの研究組織から報告のあるとおり汗…





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