白ウール品の銀ビーズ光沢消失

婦人カーディガンを石油系ドライクリーニング後、約6ヵ月間が経過した後、銀のビーズが黒褐色に変色しました。  当該ビーズは、銀で蒸着された、銀色に輝くビーズだったのではないかと考えられます。 この製品の組成(繊維構成)は、欧文表示から、羊毛40%、レーヨン28%、ナイロン15%、カシミヤ10%、アンゴラ7%となっています。  ウールの白物の場合、還元漂白剤(ハイドロサルファイトNa2S2O4)によって、漂白されますが、後処理が不十分で漂白剤が残留していると、漂白剤に含まれる硫黄分と銀が反応して硫化銀となり、黒褐色に錆びて変色します。 またサビを生じると共に、剥がれやすくなって一部脱落しやすくなります。  当該ビーズの内側管部分(写真)に残留している褐色部分を触れると、写真下のようにもろく剥がれ落ちてしまいました。 アパレル業界での一般的な品質管理事項として「原則的に金属製…





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