防水ラミネートフィルムの収縮

ジャンパーが石油系ドライクリーニングによって、洗浄3分、オーバーフロー7分、脱液3分、低温乾燥5分の工程で処理したところ、全体に変形しました。  この製品は、表地に小松精練の防水フィルムをラミネートしたロロピアーナ社製ストーム・システム(Storm SystemⓇ)が採用されています。 当該製品を観察すると、表地のウール素材に収縮が見られず、全体にラミネートフィルムが収縮したことによる変形であるといえます。 このフィルムは熱に弱く、極力アイロンは避けるようにといった表示が一般的であり、アイロン掛けをする場合は、当て布をして低温で手早く済ませるように指示されていることが多い。しかし、この製品のアイロン表示は、上限160℃まで可能とするJIS302中温当て布の表示があります。しかし、低温乾燥(50℃程度)5分の工程で処理によって、全体に変形したのであるとすれば、ラミネート加工上のロットミ…





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