ファッション界の新しいキーワードとして「サスティナブル」という言葉が使われるようになりました。 「サスティナブル」とは、「持続可能」という意味で、もともとは、水産資源の漁獲量の調整などに使用されるようになった言葉だそうで […]
現代の衣類は、繊維素材だけでも天然繊維や化学繊維など外観だけでは判断が難しい多様なものが使われています。また、その加工にも、ボンディングやコーティング、顔料染めなど複雑化し続けています。 このような、繊維や加工が複雑に […]
●指定外繊維(竹)は苧麻? 実は麻と見られる紳士ジャケットの(竹)表示 竹は、樹木などに比較して成長力か強く、再生産可能な天然資源として注目されています。このため、石油資源を原料とする合成繊維に替わるエコロジー素材とし […]
●洗濯業は古代ローマの大産業 ポンペイの遺跡とヴェスヴィオ火山(イタリア) 紀元79年ヴェスヴィオ火山の噴火で埋もれたポンペイの遺跡では、ステファノなど18カ所もの洗濯工場が発掘されています。当時この都市には、約2万人 […]
●和の伝統技術を洋服に応用すると 日本のきもののシミ抜きや染色の補正は江戸時代の享保14年(1729年)に御手入師の専業とされ、日常着を洗う「せんたくや」の仕事とは特殊技術者の仕事として区別されていました。 この伝統を受 […]
●社会のストレスからクレームも増えている 「インターネットで買って、リフォームしたドレスがクリーニングに出したら2センチ縮んでるじゃないか!購入代金、リフォーム代金の全額と着れなくなった分の補償金を払え!」「クリーニン […]
●コットンパンツのシワが消えない 前号で、摩擦によって毛羽立ち下部分が、皮脂などの油汚れで目立たなくかったけれど、ドライクリーニングによって、油汚れが落ち、分繊化した繊維が乱反射して脱色したように見える現象を解説しました […]
10月20日の官報において、取扱い絵表示の新JIS制度が公示されました。1968年以来使用されてきたドライマークなどが、ISO(国際標準化機構)の表示方法と整合化されることによって、約50年ぶりに一新されることになります […]
●受付時には目立たない摩耗 受け付けの際、「着ジワがあるな」と何の気なしに見ていたものが、仕上がって来ると、シワだった部分が白っぽく脱色したように見えることがあります。特に気をつけたい素材は、絹、綿、麻、テンセルといった […]
●おかしな組成表示 現在新しい取扱絵表示の制度が改革されようとしていますが、繊維製品の品質表示は、食品など命にかかわるものに比べて、一般に不確かなものが多いように見受けられます。 どんなにいい加減な表示であっても、製品を […]