振袖をドライクリーニングしたところ、柄部分が粘着性をおび、一部柄が剥離しました。 この製品は、「のせ友禅」という技法によるものです。のせ友禅は、生地の上に顔料や金属粉を接着剤に練りこんで捺染するという技法です。 […]
表地綿100%のフード付きコートの本体だけをクリーニングしたところ、別にしておいたフード部分と本体の色とに違いが生じました。 外観を観察すると、確かに同素材(絹100%)、同色のものでありながら、本体がフードに比較して、 […]
紳士ドレスシャツをランドリー処理したところ、背中左肩部分に損傷が発生しました。 損傷状態を確認すると、赤い糸が消失したことによるものであることがわかります。綿製品のストライプには、含金染料で染色されている糸が使われてい […]
起毛素材のワンピースをクリーニングしたところ、前身頃裾部分に円形の光沢変化部分が見られました。 円状の光沢変化部分は、見る角度によって変化し、光沢に見える逆方向から見ると逆に周辺より暗く見えます。これは、変色ではなく起毛 […]
ダウンジャケットをドライクリーニングしたところ、表生地が透過して詰め物である羽毛が外部から見えるようになりました。 表地の素材はナイロン100%、羽毛を収納しているダウンバッグの素材はポリエステル100%と表示されていま […]
婦人ジャケットをドライクリーニングしたところ、後袖、背中にたるみが発生しました。 検査団体による製品試験データ、C法(浸透浸漬法)、H-2法(蒸気オーブン法)、J-2法(石油系法)タテ方向に0.6~1%収縮するという […]
ワンピースの両袖付け根付近に、引きつれ状の現象が見られました。 表示は、ポリエステル100%となっていますが、この製品はポリエステル素材を柔軟な風合いに仕上げる「減量加工」がなされている素材であると見られます。 また、ポ […]
イタリア有名ブランドのカシミヤコートをドライクリーニングしたところ、表生地の表面が波状に形態変化しました。 この製品の表地は、接着芯地によって裏貼りされた状態で製造されています。これは、カシミヤ素材にある程度のコシを与え […]
イタリア有名ブランドのプルオーバーを、ドライクリーニングしたところ、左脇部分のパッチ素材が硬化し損傷しました。 パッチ部分は樹脂製品であると思われますが、組成表示上はウール100%と表示されています。法律上組成の縫付け責 […]
ポリ塩化ビニル素材を含む婦人コートを、ウェットクリーニングし、仕上げたところ部分的な変色が発生しました。 変色の発生している部分は、すべて左右対称の同様の形をしているところに特徴があります。また乾燥ボックス内で、この部分 […]