事故解説では、外観上変色に見えても実際には損傷であったりするものもあるため、複数の項目に重複して紹介しています。
セーターにベトナム料理のフォーの汁が付着、ペーパータオルにて軽く拭いて応急処理して、翌日クリーニングを依頼。クリーニング後、該当部分が白く脱色したようになり硬くなりました。 事故部分にブラックライト照射試験を実施すると […]
紳士ドレスシャツの襟に黄ばみと汚染が見られます。 まず、ブラックライト照射試験によって、事故部分を観察すると、襟部分にだけ蛍光染料が使用されており、身頃部分には使用されていないことがわかります。このことから、ケアラベル […]
ワイシャツを水洗したところ、襟及びカフス部分に異物が混入しているように見えました。 非破壊検査ということで、袋部分を切断して調べることはできませんが、ライトパネルによる透過試験では、点状の影が確認できました。 それぞ […]
綿100%の婦人スーツを、昨年10月頃石油系溶剤ドライクリーニングを行い、6月に保管から出したところ、斑点状にピンクの変色が発生していました。 ブラックライト照射によって、蛍光発色が退色した斑点部分に一致して現れまし […]
サマーセーター(カットソー)の両脇の下に毛羽立ちが発生しました。 この事故の特徴は、両脇の下に対照的に発生している点です。 事故部分は、毛羽立っているだけでなく、硬く厚みが増しています。これは、この編地部分が収縮してい […]
背広上下のズボンをクリーニング後、ピンストライプの一部が消失しました。 ピンストライプの消失部分について、光の角度を変えて観察すると、左ひざ外側に当たる部分及びその同じ部分の裏地に、ほぼ円形の光沢変化と変色が見られ、何 […]
綿70%、ポリエステル25%、ポリウレタン5%という組成表示のコートをドライクリーニングしたところ、表地の表面が鮮明な赤に変色しました。受付時には、全体が砂ぼこりで汚れているように見えました。実はこれがこの製品の特徴でし […]
ボア付きコートを、石油系ドライクリーニングしたところ、衿周りが硬化しました。 衿周りの部分は、ラビットファー(兎毛皮)が縫い付けられた状態になっており、この部分全体が硬化し、衿後は破損しています。 毛皮の硬化の原因につ […]
ブルゾンをドライクリーニング後、左胸のロゴ・マークが損傷しました。 白と黒のスコッチテリアのマークとロゴが剥離した状態になっています。 実体顕微鏡で観察すると樹脂プリントの上に黒の転写プリントの形跡が見られます。 樹脂プ […]
紳士ドレスシャツをクリーニング後、衿部分と身頃部分の色相が違うことに気付きました。 消費者は購入直後に、同様の異常を感じ、メーカーに衿部分を取り替えてもらったとのことです。 このことから、この製品固有の原因が考えられた […]