綿ニットプルオーバーの衿周りのカラーラインの一部(右側)が退色しました。 同一の染色でありながら退色が部分的なものであることから、漬け込み漂白によるものではないと判断されます。また、退色の状態を、詳細に観察すると […]
紳士スラックスをクリーニングしたところ、右大腿部前身頃に変色が発生しました。 製品は、相当に着古した感じがあり、股回りや前身頃大腿部に汗などの水溶性分泌物の影響と見られる変色が発生していました。 この製品は、毛90%、ポ […]
紳士背広上着の右前身頃ボタン周辺のシミを取ろうとしたところ、シミが拡大し一部損傷しました。 組成表示が無いため、顕微鏡による鑑別試験を行ったところ、タテ糸は毛100%の濃色、ヨコ糸はレーヨン100%の白色であることが […]
婦人セーターを、ドライ(石油系)クリーニングしたところ全体にムラになりました。 素材は、綿100%です。一般的には、綿素材は反応染料という染料で染められることが多く、この場合、汗や日光の影響によって、染料が酸化して […]
婦人スラックスの保管中に、輪ジミ状の変色が発生しました。 組成表示がありませんでしたので、素材を調べる必要があります。 顕微鏡による繊維の鑑別を行いましたが、極めて特殊な構造の糸であることがわかりました。 […]
クリーニング 仕上がり品納品後、スラックスの折り目内側に沿って帯状の変色があるとの指摘がありました。 この製品はポリエステル100%の素材です。ポリエステル素材が、変色する原因は限られています。 ①熱によって分散染 […]
毛100%のニットセーターのタートルネック裏部分に筋状の退色が発生しました。 取扱絵表示の下に平成9年に廃止が告示された繊維製品品質表示者番号が表示されており、少なくとも製造後6~7年を経過した商品と推定されます。 […]
ブラックフォーマルスーツのズボン内股部分に主としてズボンの太股部分に白い点状のシミが発生しました。 点状のシミに対しブラックライト照射試験を行ったところ、アミノ酸などの有機物を含むと見られる蛍光反応がありました。 ま […]
クリーニングしたところ、両袖に筋状の退色が発生しました。 このジャケットは、表地が綿のサマージャケットです。 襟周りにも、両袖と同系色の退色が見られたため、ブラックライト照射試験を実施したところ、汗成分に含まれていたとみ […]
ドライクリーニングしたところ、襟周り、胸、袖の一部、袖口が濃色化しました。 この製品は、表地と裏地を貼り合わせたボンディング加工品です。貼り合わせている樹脂はポリウレタン系接着剤であると思われます。ポリウレタン樹脂 […]