繊維製品の基礎知識講座-加工

●外観・風合いの加工 生地にいろいろな表情や風合いを付ける加工です。加工方法は「物理的」や「化学的」、さらにその2つを組み合わせた方法などがあります。 (1)エンボス加工  織物の表面に凹凸模様を作る加工です。凹の型をしたローラーと、凸型のローラーの間に織物を通し、それを2つのローラーで強く押し付けて凹凸の模様を作ります。凹凸の光沢差も模様の一つです。 合繊の場合は「熱可塑性」(熱でセットすると形を持続する性質)があるため、型の持続性がありますが、綿などは樹脂を利用した熱セットで持続性を出します。 (2)オパール加工  2種類の繊維を使った生地の、片方の繊維を溶かして「透けた模様」を作る加工です。ポリエステルと綿やレーヨンの組み合わせが多く、ポリエステルフィラメントを糸の芯の部分に入れた「コア・ヤーン」を使ったものが、透け際がはっきりして美しく、透けた部分もきれいに表れます。 …





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